Midtown Report

ビジネスと人間に関する発見と考察 from Los Angeles & New York

カテゴリ: 仕事道場

2ヶ月ほど前に新しいノートブックのパソコンをDellで購入しました。
CPUが2つも搭載されているし、メモリも1GBあるので、これまでとは比較にならないほどのパフォーマンスを期待していました。

しかしながら、待ちに待ったパソコンを起動をしてみたところ、どうも遅いことに気づきます。メチャクチャ速いことを期待していただけに、とてもガッカリです。

どうも、調べてみると、Windows Vistaに遅さの原因があるようでした。デュアルCPUを前提に設計されていて、インデックス化などのバックグラウンドでの処理にメモリを食うため、それだけ時間がかかるらしいのです。

とにかく、一つ一つの動作にいちいち時間がかかり、ハードディスクアクセス時の「ガリガリ音」は、Windows95を使っていた時代を彷彿とさせます。せっかく作業の効率化のために新しいPCを導入したのに、これだけ遅いのでは全く話になりません。

しかも、このPC、時計の進み具合が怪しいのです。要するに、PCの電源を落とすと、その時点で時計が止まり、再起動させると、そこから時計がスタートします。
夜の11時に電源を落とし、翌朝8時に起動させると、まだ時計は11PMのまま、というとんでもない時計なのです。これまで所有してきたPCで、ここまで異常な動きをする時計を持ったPCなど見たこともありません。

全く使いものにならないPCを買ってしまったことに後悔をしましたが、いつまでも悔しがっていてもしょうがないので、修理に出すことにしました。

Dellに電話すると、時計の異常を修復するために、マザーボードを交換したいとのこと。箱にPCを詰めて送るように指示されます。2日後に送られてきた段ボール箱にPCを入れ、Dellのサービスセンターに送ります。

この時点では、私は不満で一杯です。
とにかく、Vistaの存在価値がわからない。なんとなく綺麗なグラフィックになっているけれども、処理が遅くなっているのは、全く意味がありません。

しかし、古いPCでいろいろとリサーチをしていると、そもそもVistaに対しては、メモリが1Gではつらい、ということが判明しました。さらに新しいパソコンをもう一台買おうかとも迷いましたが、メモリもそんなに高くないので、メモリ増設という手段でとりあえずは状況を打開しようと思い立ちました。

早速2Gのメモリを買い、PCの到着を待ちます。

Dellに箱を送ってから約10日後、PCがついに帰ってきました。

そこでまずびっくりしたのですが、PCの底をドライバーでこじ開けてみると、なんとそもそも1GBのはずのメモリが、いつの間にか2GBにアップグレードされています!
これは、Dellのサービスなのでしょうか。期待していなかっただけに、とてもうれしいオマケでした。

その2GBに、さらに買っておいた2GBのメモリを増設します。
これで、メモリは4GB、一気に4倍です。
起動してみると、これが速い速い…どうやら、Vistaは、メモリさえあれば、XPよりも圧倒的に速くなるようです。

ハードディスクの読み取り時に発生する「ガリガリ音」がほとんど出ません。

しかも、Vistaには、"Readyboost"という機能が搭載されています。これは、ものすごい機能です。市販のUSBフラッシュメモリをつけると、増設分のRAMとして利用することができるのです!
この機能は実にすばらしい。早速4GBのUSBメモリをつけると、合計8GB(実質的にはそれ以下だと思いますが)のメモリを持った超高速PCに変身しました。

Vistaを買う方、メモリは2GB以上搭載し、Readyboostはぜひ利用しましょう。
やはりPCの速さは仕事の効率にそのまま直結します。

仕事が一杯一杯になると、どうしても逃げ出したくなるものです。
私も、セントラルパークやブライアンとパークにでも行って、ボーっと過ごすことがあります。
天気の良い時は、昼寝も気持ち良いものです。

しかし、やるべきことをやっていないという感覚がどこかにあって、身体は気持ち良さを感じているのに、自分自身の奥底ではパワーが全くないことに気づきます。
楽しいはずのことをやっているつもりでも、その中に入りきれずに、頭のどこかで仕事のことを考えているのは、イヤなものです。

逆に、圧倒的な仕事量の真っ只中にあって、決して気持ちは良くないが、内からパワーがみなぎっていることがあります。目の前の現実に完全に立ち向かってフルで働いている状態です。こんな時は、やっていることが気持ち良い・良くないに関係なく、大きな充実感が得られます。


結局、やると言ったことを淡々とこなすこと、他人や自分との約束を守り続けることだけが、パワーを維持する唯一無二の方法なのかなぁと思います。

Google Analyticsが新しくなったとのメールを受け取り、さっそく見てみました。

これまでのGoogle Analyticsよりも、はるかに見やすいレイアウトになっていて、しかも処理速度が格段に上昇しています。

本ブログのパフォーマンスを見てみると、GoogleやYahooで用語を検索して、本ブログにたどり着くというパターンが非常に多くなってきているのがわかりました。

このブログは、昔はページランク「3」だったのですが、いつの間にか「2」に落ちていました。

これは、記事数が多い割には、テーマに統一性がないからなのでしょう。毎日更新されているようなブログでも、テーマが多岐にわたりすぎると、ページランク的には伸び悩む傾向があるようです。
Googleのページランクは、特定領域のテーマについて、一貫した内容の濃い情報が含まれているかどうかをロボットによって判断されます。そして、内容が一貫していればいるほど、検索結果の上位に表示させるという原則があるようなのです。
なので、ページランク狙いは難しいですね。

検索用語ランキング(どんな検索語を使ってブログに辿りついているか)を見てみると、"Law of Attraction"が1位になっていました。
2番目は、問題映画"Borat"、3番目はLost出演の俳優"ジョシュ・ハロウェイ"です。

まだ方向性の定まらない迷走ブログというのがよくわかります(笑)。

Hotmailを使っていたが、Gmailを使うようになって、Hotmailがいらなくなった。
でも、Hotmailに来たメールを、とりあえずGmailに転送したい、と言う人はいませんか?

昨日の会でIさんから情報提供されたのが、以下のツール。

http://www.e-eeasy.com/GetMail.aspx

これは、Hotmailに来たメールを、Gmailに全て転送するソフトです。

Gmailには、POP機能がついていて、大抵のメールアドレスは、Gmailにそのままダウンロードすることができます。OutlookのようなローカルメールソフトをGmailで代替することが可能なのです。

しかし、Hotmailのダウンロードは、Microsoftのメールソフト以外では行うことができません(POP受信ができない、ということです)。
マイクロソフトは、こういう部分で、けっこう排他的なのです。

しかし、このツールを使うことで、Hotmail上に格納されているメールを、自動的にGmailに(およびどんなメールアドレスにも)転送することができます。
私は、8つくらいメールアドレスを持っていますが、これで全てGmail上で管理ができるようになりました。

本当に便利なツールがあるものですね。

本日は、毎月一回の起業家の集まり、一旗会です。
今日のテーマは、テクノロジーを利用した仕事術。

ウェブ上のツールやソフトウェアなどを使って、どのように仕事の効率化を実現できるかをシェアしました。

今日の集まりで特筆すべきなのは、皆さんの興味関心の深さです。
開始時間は7時でしたが、7時ちょうどには、すでに15人の人が所狭しと会議室の中に座っていました。そして、人は徐々に増え、最終的には22人の人にご参加いただくことができました。

ここまで多くの方にご参加いただいて、私は密かに感動していました。
もともと、こんなに人の集まる会ではなかったのです。

1年半くらい前は、私が7時定刻どおりに来ても、誰もいないのが普通でした。
そして、15分か20分くらい待って、やっと人が1人現れる、というのが関の山でした。

しかし、今日は7時ちょうどに、すでに15人…皆さんの勉強意欲、向上心が共鳴し合って、素晴らしい会が実現しているのを感じます。

今日は、ウェブ上のメールソフト、カレンダーソフト、Hotmailの転送ツール、格安IP電話会社、ウェブ上のFAXサービスなど、ビジネスにすぐ役立つ情報が、たくさん交換されました。いつも以上に有意義だったと思います。

また、来月も、盛り上げていきたいですね。

あるビジネスの集まりに行った時のこと。

私と同業の方がいらっしゃいました。
競合とはいえ、専門性の異なる分野で協力できるかもしれないし、自分から提供できる情報もあるかもしれないと思い、名刺交換をさせていただきました。

私よりはるかに年上で、ベテランのようです。
私の意図に反して、その方は、私のビジネスを露骨に批判しはじめました。

「貧乏人ばかり相手にしていてもしょうがない」とか「セミナーなんかやっても人は集まらないだろ」などと、私に質問すらせず、事実に基づいていないことを言いはじめるのです。

彼は、一般的なお客様に対しても、批判をはじめました。

「大体の客は、情報がタダだと思っている」「こっちが時間を使ってやってるのに、すぐ他の会社に行っちゃうんだ。この商売は、そんなもんだよ」

同業他社として、私は唖然としました。

一体過去に何が起きて、彼はこのような怒りとあきらめの権化になってしまったのでしょうか。このような愚痴を毎日こぼしながら生きていくのはさぞかしつらいだろうと思いました。

彼は、仕事をそれほど面白く思っていないようです。
また、お客様に対する敬意のかけらもありません。
人様のために役に立っているという自覚があれば、あのようにお客様の悪口などいえるはずがありません。

せっかく、人様のお金を預かり、資産のパフォーマンスを上げるという、すばらしい仕事をしているのに、もったいないと思うんです。
話していて、実に寂しい気がしました。

Getting Everything You Can Out of All You've Got


この本は、Jay Abrahamという人が書いたマーケティングの名著です。
題名は、「今持っているものから、得られるもの全てを得る」が直訳になりますね。

マーケティングのステップにおいて、いかに他人に興味を持たせて、購買意欲を沸かせるか、いかに商品を買わせるかを、事例やたとえ話を交えてわかりやすく解説しています。

USPの明確化や、満足度保証など、マーケティングには欠かせない基本的な事柄がほとんどカバーされていて、基本を押さえる上でも参考になる内容になっています。

しかし、こういう本を読んでいつも思うのは、本当にこの著者自身がこれを利用してビジネスを大きくさせた実績のか、ということです。
マーケティングの技術を使って、「マーケティングの本を売ること」に成功したが、他の会社には応用できない、中身がなさそうな本も、たくさんあったような気がします。

まぁ、この本自体は、そういう現実があっても、誰にでも役に立つような情報が満載だったように思います。

緊張した時の対処法です。
誰か偉い人に会うとき、人前でしゃべる時、緊張することがあります。

そんな時に効くのが、「緊張しよう」と意識することです。
緊張をなくそうとすると、なぜかますます緊張します。
何かの本に書いてありましたが、無意識はアマノジャクなので、リラックスしようと自分に指令を出すと、却って緊張するらしいのです。


だから、ここでは、逆に"無意識君"の裏をつくことが重要です。
「今の3倍緊張しよう」と思うと、緊張が解けたりするのです。

「緊張しよう」と無理矢理思うと、まずは自分が緊張している状態をクリアに認識することになります。
それをクリアに認識すると、その「緊張状態」が認識・区別が可能なものであることに気づきます。
認識・区別ができると、今度は選択ができます。
つまり、緊張するか、しないかについて、自分で選ぶことができるのです。

その選択肢が存在するだけで、安心になります。
何事も、避けられない出来事よりも、自分の選べる出来事の方が多ければ安心できるに決まっています。

以上が、私の「緊張状態」に対する見識です。

Skypeで新しい機能が出ました。

Skype Prime Beta

というものです。
この機能は、自分のスキルや知識を「コンサルティング」という形で、ネット上のあらゆる人に売ることができます。

例えば、会計士の人がニューヨークにいたとしましょう。
この会計士の人は、スモールビジネスのTaxのプロだということにします。

テキサスにいるスモールビジネスのオーナーが、会計のことについて質問があるとしましょう。この会計士の人をSkype上で探し出し、オンラインであれば、その場で電話をかけて、アドバイスを請うことができるのです。

料金は、分単位か、一回あたりの金額かでチャージされます。
このサービスを使えば、例えばひきこもりの人でも、「ゲームのアドバイス」を有料で他の人にしてあげることができたり(良いのか悪いのかわかりませんが)、アメリカに住んでいる主婦が日本に住んでいる日本人に英語を教えたり、いろいろなバリエーションが生み出されることが考えられます。

一大市場になるかもしれないので、早めに登録してみたいと思います。

この過去一ヶ月でいろいろなことを学んで、自分が「いかに人の話を聞いていないか」ということを学びました。

誰かの言うことを聞いていても、頭の中で「違うな」とか「僕の意見ではこうなんだけどな」という判断や先入観を捨て切れていないことを感じました。
相手には相手の世界があります。コミュニケーションの第一歩は、まず相手の言うことを、あるがままに、そのまま受け取ることだと思います。
だから、頭の中で起こる有象無象のゴシップを一旦はボリュームダウンしなければなりません。

しかし、段々聞くことに慣れてきて、「自分も他人を理解することができるようになってきたかも」と思い始めると、今度は驕りが生じます。
「自分には人の言うことを聞く能力があるけど、この人は人の話を聞かない人だな」ということを考え始めてしまうのです。
そして、「人の話を聞けよ〜」と頭の中で考えながら、実態は、自分がその人の話を聞いていない、ということになってしまうのです。これでは、Listener初心者と全く変わりはありません。

コミュニケーションを円滑化するには、誰よりもまず、自分から「捨てること」が本当に大事なんだと痛感しました。自分を正当化したり、慧眼をひけらかしたり、相手を罰したり、格好よく自分を見せようとすること。それらを全て捨てて、明鏡止水の心境で、裏表なく、正直に、ストレートに相手に接すること。




先日、クリントン前大統領と1対1で話したことがある、という人と会ったのですが、その時のことをこう語っていました。

「うわさは、間違っていなかった。クリントンと話していると、まるで世界に私一人しか存在しない、と錯覚させてくれるほど、熱心にこちらの言うことを聴き、私の世界に入ってくれるんだ」

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