Midtown Report

ビジネスと人間に関する発見と考察 from Los Angeles & New York

カテゴリ: 起業道場

久しぶりにブログ書きます。
前回何かを書いた時から数ヶ月、今はNew York MidtownからLos Angelesに本拠を移してビジネスのさらなる拡大に勤しんでいます。
前回書いたのは、8月だったんですね…本当にこの数ヶ月間でいろんなことが起きました…。

まぁ、ブログタイトルは、そのままで"Midtown Report"とします。まだ、向こうにオフィス住所はありますし。

ほぼ週7日、大体朝から晩までオフィスにいますが、夜になってくると段々作業効率が落ちてきて集中力がなくなるので、セミナー、ウェブでのリサーチ、読書に時間を使うことが多いです。

YouTubeも見たりしますが、ハマってくると、もうやめられません。今日、見ていたのが、昔日本で流行った「マネーの虎」のイギリスバージョン。その名も、"Dragon's Den"(竜の巣?)

イギリスでは"Dragon"が「虎」の代わりなんですね。
基本的なフォーマットは日本と一緒で、起業家が自分のアイデアを実現させるために、"Dragon"の前でプレゼンテーションを行い、出資を募るというものです。

日本のオリジナル版では、どちらかというとちょっと勘違いしてしまった人が寒いアイデアを持ってきて虎に怒号を浴びる、というのが多かったと思うのですが、さすがに欧米は起業家のレベルが高い。

要求も、"200,000ポンドで10%のオーナーシップ"と起業家自身からのリクエストもかなり具体的で強気です。これに対し、Dragonは、「全額やるが、オーナーシップは40%ないと出さない」などと、カウンターオファーを出したりします。

一番すごかった起業家が、これ↓

http://www.youtube.com/watch?v=xu0QifxOGvs&feature=related

なんと、出資を募りに来た青年発明家が、2人のDragonからのオファーを蹴って帰るのです。オーナーシップをそんなには渡せない、と。Dragonも、「自分の時間とノウハウを提供できる」と自分の強みをアピールしたりと、立場が逆転しています。

あと、面白かったのが、これ↓

http://www.youtube.com/watch?v=uDiNqp4VRwk&feature=related

アメリカ英語の発音なので、これはたぶん北米バージョンだと思います。オーナーシップを51%にするか、50%にするかでしのぎを削っています。51%をオファーしたDragonも、強気で不遜に見えるものの、出資したくてしょうがない様子で、ついには妥協します。


この番組は真剣勝負で面白いし、会話のやりとりは本当に勉強になります。

今週末発行のNY/NJの現地新聞において、私の会社を大々的に宣伝します。
Daily Sunという新聞の裏表紙です。

今回の宣伝は、今期のマーケティングの初陣を飾るもので、8月に行う予定のセミナーについての案内です。

この広告は、カリフォルニア州で反響が良かったので、今回のキャンペーンはものすごく楽しみにしています。昨年行った記事広告も良かったのですが、「記事広告が必ずしも行動を促すとは限らない」ということを学んだため、今回はセミナーの案内であるという意図を前面に出しました。

日曜が非常に楽しみです。

本日は、起業家の集まり、一旗会の日です。
テーマは、利益分配。

コミッションや報酬などを、どのようにビジネスパートナーやセールスマン、その他従業員と分けるか、という話です。

本日集まられた方は、会計事務所、美容室、特許ビジネス、オンラインマーケティング、テレビ制作、広告、金融など多岐に渡るビジネスをお持ちの方がお集まりだったので、それぞれの業界でのコミッション体系がどうなっているのかが聞けて非常に面白かったと思います。


そして、会合の終わりごろには、Mさんご持参の「おからこんにゃく」で作ったベーグルとブラウニーがふるまわれました。
おからこんにゃくは、文字通りおからとこんにゃくを混ぜたもので、パンを作ることもできれば、お肉の代わりにもなり、健康にも良いという究極の食材らしいのです。
Mさんは、この食材を広めることに現在情熱を傾けられていて、その話をシェアしていただきました。

実にいろいろなビジネスがあって、おもしろいものです。

ねずみ講とネットワークビジネスの明確な違いは、提供している商品がデリバー可能か、そうでないかの違いです。

ねずみ講 → 商品の提供が不可能
ネットワークビジネス → 商品の提供が可能

ねずみ講では、商品は「お金」ですが、理論的に「1万円支払えば2万円返ってくる」という理屈が通るはずがありません。お金を支払った全ての顧客に対して商品(お金)を提供することができない、だから詐欺なのです。

これに対し、ネットワークビジネスは、商品の提供が前提です。
1万円支払えば、Aという商品が手に入る、という経済のシンプルな原則に則っています。問題は、Aという商品が1万円の価値があるかどうかですが、これは人の主観によって異なるでしょう。1万円の価値があると思う人は、それを買うでしょうし、思わない人は買わないでしょう。ネットワークビジネス以外の企業や商品と同じように、ネットワークビジネスにも良い商品と悪い商品とがあります。唯一の違いは、商品を売った時に支払われる販売マージンが、誰の手に行くのか、という話だけです。

ただ、ネットワークビジネスの従事する人が、「お金持ちになれる」ということを約束しはじめると、厄介なことになります。なぜなら、それは満たすことのできない約束事だからです。だから、「お金持ちになれる」可能性は、価値が0であって、それを主なピッチとして売っているとすれば、詐欺と言われても仕方がないでしょう。

悪い商品や、一部の悪い人たちが駆逐され、本当に良い商品が、良いマインドを持つ人の丁寧な1対1のシェアによって伝わる、それがネットワークマーケティングの理想であって、そういった正しいあり方がなるべく多くの人に広がっていくことを願っています。

skin careについて、いつもお世話になっているKさんに講習をしてもらいました。
私は肌が極めて弱いため、教えてもらうことにしたのです。
Kさんは、ネットワークビジネスでAnti-agingの商品を取り扱っていらっしゃるのですが、非常に優秀な商品群なので、私も、いくつか購入しています。

しかも、ここの商品は、モノが極めて良いうえに、安いのです。
通常の店舗で売っている普通の商品と値段が変わらなかったり、さらに安いものまであります。

ネットワークビジネスで、安さをウリにできるというのは強力なアピールポイントだと思います。なぜなら、ネットワークビジネスは、余計な経費がかからないからこそ、優秀なビジネスモデルだからです。

いわゆる、「通常の流通網」と言われるものは、小売店が中間に入っていて、広告宣伝によって商品を売る、という形態が通常です。
しかし、この場合、最終消費者に商品が行き着く間に、ムダなコストがいろいろかかっています。たとえば、広告宣伝には、全ての人が反応するわけではありませんから、広告費一定額に対して生みだされる効用にバラつきが出てきます。また、運送費なども、本来最終消費者に届けられる最短経路と比較すれば、いろいろなムダがあることがわかります。

ネットワークビジネスでは、広告宣伝が存在しないため、売られた分に対して販売費が比例するという、効率の良さがあります。また、メーカーから最終消費者に一直線に商品が届けられるため、運送費にムダがありません。その削られたコストの部分と、本来小売店に行くべき中間マージンが、売った人に支払われるしくみです。

Kさんは、「この前もねずみ講と言われて困ったのよね〜」とおっしゃっていましたが、しくみをクリアな目でみれば、違いは明らかです。

今まで、自分でそれなりに成果をあげてきたことを振り返ってみると、常に「根拠のない自信」があった様に思います。


他の人の話を聞いても、その人が何かできる証拠は何もなかったけれども、何となく自信があってやり遂げてしまった、ということをよく聞きます。

根拠のない自信がどこから生まれてくるのか、それは根拠がないのでわかりません。


しかしながら、よくよく考えてみると、あることが達成されることを、その人は前から何となく想定しているわけです。達成していないものを、達成できるかのように感じることができるということは、何らかの事前体験が必要であることは確かであるように思います。

私は、ハイパフォーマーの本などを読んだり、話を聞いたりすることによって、「同一化」を経験し、そのような自信を得ることができるのではないかと思います。

常人では成し得ないことを達成した人の思考や言葉に常に触れ続けることで、困難に遭遇しても常に前向きで力強い未来を思い描いて進むことができるわけです。

世の中には、観客席に座って批判だけ飛ばす人があまりに多いものです。
そういった言葉を発することから自分を遠ざけ、頭の中で創り出したヒーローの中に理想の姿を築きあげていくと、その中から根拠のない自信がわき出てくるのだと思います。

今日は、株式会社クイックの和納社長の講演会に行ってきました。
クイックは人材関連事業を行っている上場企業で、ニューヨークにも支店があります。

創業社長の話を聞くのは大変刺激的です。
いかにして事業をはじめられたか、その後バブル崩壊期、米同時多発テロ直後の危機を乗り越えていかに上場を果たしたか、その経緯を話されていました。

印象に残ったのは、「お金を残した人」と、「人を残した人」を比べた時には、後者の方が充実した人生がおくれる、とおっしゃっていたことです。

この言葉の裏には、和納氏が最初に勤めていらっしゃった会社の泥沼の裏話があるのですが、あいにくここには書けません。

大変インスピレーションにあふれた講演会でした。

自分でビジネスをはじめるようになると、誰も自分を管理する者がいません。
会社勤めでは、上司に戦々恐々しながらタスクをこなしたりするわけですが、そういう時の緊迫感や締切がないと、どうしてもダラダラしてしまうものです。

そんな時は、誰か自分を見てくれる人がいると、緊張感を持って仕事にとりくめます。本当は、モチベーションが底なしに沸いてきて、一人で仕事を馬車馬の様に処理できるのが理想なのですが、なかなかそうもいかないものです。

私は、一人でモチベーションが沸かないと、自分を責めがちでした。しかし、一人で自分の全てを管理する必要もないことに、気づいてきました。
最近はMentor, Coach, Buddyと呼べる人が周りにいて、彼らにいざという時の話し相手になってもらっています。

眠くなってきたり、やる気がわかなかったり、混乱して作業がストップしたりすると、彼らに連絡をとることで、気持ちの整理をつけて、次の作業に向かうという次第です。

また、自分に約束事をすると、全てを守れればパワーが沸いてきますが、どうしても甘くなってしまいます。そういう場合は、彼らに約束を宣言して、後で結果を報告する義務を自分に課すことで、責任意識を高めることができます(だからといって全てできるようになるわけではないのですが)。

私自身の大きな発見は、「他人に頼ってもいい」ということです。
もっと人を巻き込んで、大きなことができるようになりたいのですが、この気持ちを忘れないでおきたいものです。

やたら仕事量が増えてきて、電話が四方八方からかかってくるようになり、携帯の留守録にも7件くらい未処理案件が溜まるようになってきました。
よくないことです。
しかもタスク管理が段々ザルになってきて、宙ぶらりんの案件が何件も放置されているような、いや〜な気分になっています。

先日来た携帯電話の請求書を見ると、195ドル…!!
今までこの携帯電話を使い始めてから、使用上限の400分を超えたことはかつてなかったので、何かの間違いかと思いました。

明細を調べてみると、あちこちで話した3分、4分、たまに話した60分がが積もりに積もって、いつの間にか膨大な時間とチャージ金額になっていました。

このムダ遣いは痛いものです。

これをきっかけに、初めて携帯電話の料金体系を調べたのですが、携帯にかかってきた時間もチャージされるという事実を、初めて目の当たりにしました。
土日や平日の9:00PM - 6:00AMはタダのようですね。

無知は、お金がかかります。

本日は、毎月一回の起業家の集まり、一旗会です。
今日のテーマは、テクノロジーを利用した仕事術。

ウェブ上のツールやソフトウェアなどを使って、どのように仕事の効率化を実現できるかをシェアしました。

今日の集まりで特筆すべきなのは、皆さんの興味関心の深さです。
開始時間は7時でしたが、7時ちょうどには、すでに15人の人が所狭しと会議室の中に座っていました。そして、人は徐々に増え、最終的には22人の人にご参加いただくことができました。

ここまで多くの方にご参加いただいて、私は密かに感動していました。
もともと、こんなに人の集まる会ではなかったのです。

1年半くらい前は、私が7時定刻どおりに来ても、誰もいないのが普通でした。
そして、15分か20分くらい待って、やっと人が1人現れる、というのが関の山でした。

しかし、今日は7時ちょうどに、すでに15人…皆さんの勉強意欲、向上心が共鳴し合って、素晴らしい会が実現しているのを感じます。

今日は、ウェブ上のメールソフト、カレンダーソフト、Hotmailの転送ツール、格安IP電話会社、ウェブ上のFAXサービスなど、ビジネスにすぐ役立つ情報が、たくさん交換されました。いつも以上に有意義だったと思います。

また、来月も、盛り上げていきたいですね。

このページのトップヘ