Midtown Report

ビジネスと人間に関する発見と考察 from Los Angeles & New York

カテゴリ: 幼児体験

忘れもしない、ハロウィンの思い出。

アメリカでは、"Trick or Treat"(先日紹介したvideojugの紹介映像です)という風習があります。
子供達が仮装して、周囲の家を回り、キャンディをもらいます。

その時の文句が、"Trick or Treat?!"です。
「おやつをくれないと、トリックしちゃうぞ」、と脅すわけです。
これで、99%は間違いなく笑顔でキャンディをくれます。

しかしながら、ごく一部の大人は、(本当に大人気ないと思うんですが)「んじゃぁトリックしてみろ!」と言うのです。

私自身、子供の頃このイベントで、姉と一緒に近所めぐりをしたことがあるのですが、一軒だけ「トリックしてみろ」という人に遭遇したことがあります。
その時は、あまりにもショックで、恐怖のあまり言葉が出ませんでした。

しばらく恐怖で立ちすくんでいると、ニッコリ笑ってキャンディをくれたのですが、未だにトラウマ的な思い出として残っています。

あともう一つの思い出は、家に帰った時にJack-o-Lantern(例のカボチャの切り抜きランタンです)が粉々に破壊されていたこと。

ところが、後から犯人がやってきて、おぼろげな記憶によると、やったのは数人の少女だったのですが、「家を空にしていたから、壊させてもらった。それが風習だ」とか何とか言っていたような気がします。

変なルールがいろいろあるんですね。
アメリカ在住の人は、万全な対策を。

バレンタインの思い出など、何もありません。
甘い思い出も、苦い思い出も、酸っぱい思い出も、何もない。

今年も、何ももらってませんし、あげてませんし。
しかも、今日15日ですよね、そういえば。今頃思い出してる次第ですから。

まぁ、しかし以下の話はけっこう笑えます。
私がかなり若かった頃の話です。若い、というより小学一年生くらいの時のことです。

そのとき、たまたま私はアメリカに住んでいたんです。バレンタインデーは、当然ながら、行事の一つでした。そこで、学校のクラスで、あるアクティビティを実施したのです。

それは、カードを送る、というものでした。

クラスメイトは、それぞれ、自分の箱を用意します。
その後、クラスの異性全員に、カードを書きます。
カードを、それぞれの人の箱に入れていきます。

そして、意中の異性には、カードに"Be My Valentine"と書いておくのです。

まぁ、今思うと、よくそんなハレンチなことが企画されたもんだなと思いますが。
どうも、この国は、「プロム」とか、モテない人間を落ち込ませる企画が多い。

それはともかく、カードを書いて異性に送り、好きな人には"Be My Valentine"と書くというこのバレンタイン企画。


私が何をやったか。


女子全員に、"Be My Valentine"と書いてしまったのです。

ええ、意味がよくわかってませんでした、はい。すいません。

始めに、髪の毛がもじゃもじゃの女の子が寄ってきて、「ごめん、あなたのことより、○○くんのほうがすきなの」といわれた時には、戦慄が走りました。
お前はなにを勘違いしているんだと。

事態をよく把握できずにいると、数人の女子に囲まれ、「これ、どーいうことよ!」と、罵倒を受けました。
どうやら、意中の人にのみ、"Be My Valentine"と書くらしい。
知らなかったんだよー、と言っても通用するわけもなく。

小学一年の女子を怒らせると怖いものです。
あっという間にうわさが広がります。

今から考えると、「みんな好きなんだよぉ!」と半分意味不明でキレていれば、ちょっとはウケたとは思うのですが、そうしなかったことを密かに後悔してます。

小学一年の私にそんな余裕あるわけないです。

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