友人経営者に誘われ、Video2.0の最先端を行っている会社が集まり、事業内容についての発表会を行うと言うので、行ってきました。
Video2.0というのは、YouTubeを走りとした、インターネットにおける動画シェアリングの新しい動きのことです。個人が撮った動画をネット上にアップデートし、共有することが広まっていますが、この分野ではあらゆるニーズが生まれていて、雨後の竹の子のように、様々なネット企業が参入しています。
会合の場所は、Greenidge villageにあるTribeca Theater。
Tribeca Theaterは、俳優のロバート・デ・ニーロが所有するTribeca Grillという有名レストランの2階にあります。
インディペンデントフィルムのメッカで、動画シェアリングの最先端を話し合うという企画も、乙なものです。
素人の自分としては、YouTubeのような巨人に、こういった小さい企業がどう対抗しようとしているのか、疑問に思うところもありました。
しかし、そこはさすがはアメリカ、一歩突き出たアイデアと、強力な出資者を背景に急激に成長を遂げている若手経営者達が続々と出てきました。
最初の発表者は、Motion Box。
この動画シェアのサイトの特徴は、とにかく操作性が良いこと。
簡単なマウス操作で、ビデオの切り貼り・編集ができます。
なるほど、こういったサイトはありませんでしたね。
次に、Cruxy。
個人的には、これを見て非常にワクワクしました。
まだベータ版ですが、このサイトは、自分の動画をアップデートして、売ることができるサイトです。
情報商材ブームに見られたように、こういう、個人のデジタル作品をアップデートして、全世界のマスに売る、ということが今後は広まっていくんでしょうね。
自分で撮った映画や、セミナーなどを、ここでアップロードし、プロモートすれば、簡単に売ることができます。iTunesとの違いは、売るまでの手順の容易性にあるようですね。
そして、Phanfare。
個人的に、これは自分だったら利用するか疑問に思いました。
有料の写真シェアリングを行うサイトです。
有料にしている割には、Flickrなどと、どこまで差別化できているのかが、私には良く理解できませんでした。でも顧客サービスが充実しているようで、そういったサービスが必要な層に対して、訴求していくそうです。これはこれで、確かにマーケットがありそうですね。
最後に、Comverse。
彼らはいろいろやっているそうですが、今回披露されたのは、携帯動画の実況中継。
実際に実演していたのですが、携帯で動画をとりながら、ネット回線を経由して、パソコン端末にその中継を送るというもの。
これは、今までありそうでなかった類のものなのかもしれません。
今回の発表者を見ていると、5,6年前のような、IPOに対してガツガツした起業家の雰囲気はなくて、純粋に自分たちのサービスと、それを広めることに対しての意欲と楽しみを見出せたような気がします。
こういう会合は、たまに出ると、本当に刺激になりますね。
Video2.0というのは、YouTubeを走りとした、インターネットにおける動画シェアリングの新しい動きのことです。個人が撮った動画をネット上にアップデートし、共有することが広まっていますが、この分野ではあらゆるニーズが生まれていて、雨後の竹の子のように、様々なネット企業が参入しています。
会合の場所は、Greenidge villageにあるTribeca Theater。
Tribeca Theaterは、俳優のロバート・デ・ニーロが所有するTribeca Grillという有名レストランの2階にあります。
インディペンデントフィルムのメッカで、動画シェアリングの最先端を話し合うという企画も、乙なものです。
素人の自分としては、YouTubeのような巨人に、こういった小さい企業がどう対抗しようとしているのか、疑問に思うところもありました。
しかし、そこはさすがはアメリカ、一歩突き出たアイデアと、強力な出資者を背景に急激に成長を遂げている若手経営者達が続々と出てきました。
最初の発表者は、Motion Box。
この動画シェアのサイトの特徴は、とにかく操作性が良いこと。
簡単なマウス操作で、ビデオの切り貼り・編集ができます。
なるほど、こういったサイトはありませんでしたね。
次に、Cruxy。
個人的には、これを見て非常にワクワクしました。
まだベータ版ですが、このサイトは、自分の動画をアップデートして、売ることができるサイトです。
情報商材ブームに見られたように、こういう、個人のデジタル作品をアップデートして、全世界のマスに売る、ということが今後は広まっていくんでしょうね。
自分で撮った映画や、セミナーなどを、ここでアップロードし、プロモートすれば、簡単に売ることができます。iTunesとの違いは、売るまでの手順の容易性にあるようですね。
そして、Phanfare。
個人的に、これは自分だったら利用するか疑問に思いました。
有料の写真シェアリングを行うサイトです。
有料にしている割には、Flickrなどと、どこまで差別化できているのかが、私には良く理解できませんでした。でも顧客サービスが充実しているようで、そういったサービスが必要な層に対して、訴求していくそうです。これはこれで、確かにマーケットがありそうですね。
最後に、Comverse。
彼らはいろいろやっているそうですが、今回披露されたのは、携帯動画の実況中継。
実際に実演していたのですが、携帯で動画をとりながら、ネット回線を経由して、パソコン端末にその中継を送るというもの。
これは、今までありそうでなかった類のものなのかもしれません。
今回の発表者を見ていると、5,6年前のような、IPOに対してガツガツした起業家の雰囲気はなくて、純粋に自分たちのサービスと、それを広めることに対しての意欲と楽しみを見出せたような気がします。
こういう会合は、たまに出ると、本当に刺激になりますね。
コメント
コメント一覧 (2)
ビジネスプランの説明に躍起になっていたそうですが、
最近の起業家たちは自分達の好きなことをコミュニティベースで活動し、
話題が高いものにVC達が後から投資話を持ってくる、というパターンです。
プレゼンの後に「そのビジネスモデルは何?」と突っ込んでみると
わかると思います。大抵のプレゼンターは広告で何々、などと、
在り来たりで冴えない返答をします。
Youtubeもサービス始めてまだ1年ほど。未だに括弧たる収益モデルを
見せていないのにも関わらず、4大ネットの一つのNBCを巻き込むような
ビジネスになったのは、著作権云々の議論を振り払うほどの圧倒的な
ユーザー数(=コミュニティ)が背後にあるためです。
以下のDigg.comを創業したケビン・ローズの話が的を得ています。
http://www.businessweek.com/magazine/content/06_33/b3997001.htm
Business Weekの特集は、まさに私がDigg.comについて書いた時に参考にしたものです…やはり勉強熱心な方はご覧になっているんですね。
Digg.comの起業ストーリーは、現在の2.0企業の経営者のスタイルとして、象徴的であるように見えます。
モノができて、面白いと思う人達が集まって、そこにお金が必然的に集まる、というある意味事業の理想形ですね。これだと、バブルも起こりようがありません。
ただし、今回のVideo 2.0の企業群の中には、まだユーザが少ない段階で、人脈を生かしてすでに数ミリオンの資金調達ができている人たちも、いることはいるようでした。