ロングアイランドで、いろいろなアメリカ人の資産状況を見たり、実際にその家族と会話をしてみると、その家族が貯蓄に対してどういう認識をしているのかが、よくわかります。
よく「ユダヤ人は金の使い方が上手」だとか、「ユダヤ人は金持ち」だとかいろいろ言う人がいます。私が仕事をしていた場所は、ユダヤ系地区の真っ只中だったので、お客さんの多くがユダヤ系でしたが、ミクロレベルで見ると、ユダヤ系といっても、本当に千差万別です。浪費家もいれば、倹約家もいます。金持ちもいるし、きわめて貧乏な人もいるのが実際です。
で、貧乏な人はなぜ貧乏なんだろうと、思うようになりました。そこで、貯蓄についてその人がどういう考え方をもっているかを観察していました。
貧乏な人で多いのが、リターンにこだわり過ぎている人。たしかに、リターンは大事だと思います。私も、リスクとリターンを勘案して、最も投資対効果の高そうなところにお金を移動させましょう、ということは当然仕事がら言うわけです。
しかし、それだけのアドバイスではどうしても舌足らずのような気がします。
なぜなら、お金の使い方が悪い人、お金に対する習慣の悪い人にとっては、いくら儲けようと関係ないからです。
このことは、私自身もずいぶん失敗しているので、人のことは言えないのですが、日々の金の使い方が悪ければ、貯蓄時のリターンなど、何の意味もなしません。
たとえば、ネットバブルに踊らされて多額のお金を投資し、資産を半分以下にしてしまった人はたくさんいましたが、欲に目がくらみ、他人の教える夢のような出来事を妄信して、自分の責任能力を放棄してしまった典型的な例です。
たまたま運用成績が良くて、お金を得てしまったとしても、そもそも考え方の悪い人は、それを何か別の楽しいもの(家や車など)にすぐ使ってしまうわけです。こうなったら、リターン云々の問題ではなくなってきます。
逆に、リターンの低い金融商品にお金を寝かせておきながら、全く財政に問題のない人もたくさんいます。その際たるものは、タンス預金をしている人たちでしょう。
タンス預金、というのはリターン至上主義の時代において、不合理なこととみなされていますが、実際には「保守的なお金の守り方」の王道です。
もちろん、インフレにしたがって、お金の価値自体は目減りしていきます。
でも、特筆すべきなのは、タンス預金をする人たちの「習慣」の力です。
お金が入ってきても、余計なものは買わない、何かのためにとっておく、という行動パターンが身についているからこそ、率が悪くとも、とにかくお金が貯まるし、将来は安心なわけです。しかも、手に届く範囲にお金があるのに、使わないのですから、その自制心たるや想像を絶するものがあります。
誰かの目を気にして、いい車や家を買って見栄をはることよりも、内から湧き出る安心感を持って平和に暮らしているわけですね。
ある意味、これはすばらしい日本人の知恵だと思うんです。
リスクとリターンの世界は、えてして「リターン」しか目に入りません(いや、書いてて自分の耳が痛いです)。リターンを求めてしまったがために、限りない物欲と金銭欲に、身を滅ぼしてしまった例は、枚挙にいとまがないでしょう。
「金融商品なんかやめて、毎月タンスの中に1000ドル貯蓄してください」なんて言えるアドバイザーになるのもいいかも、なんて最近は考えています。
まぁ、こう書いている自分が、一番見習わなくてはならないことで、自分が非常に頭の痛い思いをしているんですが…。
よく「ユダヤ人は金の使い方が上手」だとか、「ユダヤ人は金持ち」だとかいろいろ言う人がいます。私が仕事をしていた場所は、ユダヤ系地区の真っ只中だったので、お客さんの多くがユダヤ系でしたが、ミクロレベルで見ると、ユダヤ系といっても、本当に千差万別です。浪費家もいれば、倹約家もいます。金持ちもいるし、きわめて貧乏な人もいるのが実際です。
で、貧乏な人はなぜ貧乏なんだろうと、思うようになりました。そこで、貯蓄についてその人がどういう考え方をもっているかを観察していました。
貧乏な人で多いのが、リターンにこだわり過ぎている人。たしかに、リターンは大事だと思います。私も、リスクとリターンを勘案して、最も投資対効果の高そうなところにお金を移動させましょう、ということは当然仕事がら言うわけです。
しかし、それだけのアドバイスではどうしても舌足らずのような気がします。
なぜなら、お金の使い方が悪い人、お金に対する習慣の悪い人にとっては、いくら儲けようと関係ないからです。
このことは、私自身もずいぶん失敗しているので、人のことは言えないのですが、日々の金の使い方が悪ければ、貯蓄時のリターンなど、何の意味もなしません。
たとえば、ネットバブルに踊らされて多額のお金を投資し、資産を半分以下にしてしまった人はたくさんいましたが、欲に目がくらみ、他人の教える夢のような出来事を妄信して、自分の責任能力を放棄してしまった典型的な例です。
たまたま運用成績が良くて、お金を得てしまったとしても、そもそも考え方の悪い人は、それを何か別の楽しいもの(家や車など)にすぐ使ってしまうわけです。こうなったら、リターン云々の問題ではなくなってきます。
逆に、リターンの低い金融商品にお金を寝かせておきながら、全く財政に問題のない人もたくさんいます。その際たるものは、タンス預金をしている人たちでしょう。
タンス預金、というのはリターン至上主義の時代において、不合理なこととみなされていますが、実際には「保守的なお金の守り方」の王道です。
もちろん、インフレにしたがって、お金の価値自体は目減りしていきます。
でも、特筆すべきなのは、タンス預金をする人たちの「習慣」の力です。
お金が入ってきても、余計なものは買わない、何かのためにとっておく、という行動パターンが身についているからこそ、率が悪くとも、とにかくお金が貯まるし、将来は安心なわけです。しかも、手に届く範囲にお金があるのに、使わないのですから、その自制心たるや想像を絶するものがあります。
誰かの目を気にして、いい車や家を買って見栄をはることよりも、内から湧き出る安心感を持って平和に暮らしているわけですね。
ある意味、これはすばらしい日本人の知恵だと思うんです。
リスクとリターンの世界は、えてして「リターン」しか目に入りません(いや、書いてて自分の耳が痛いです)。リターンを求めてしまったがために、限りない物欲と金銭欲に、身を滅ぼしてしまった例は、枚挙にいとまがないでしょう。
「金融商品なんかやめて、毎月タンスの中に1000ドル貯蓄してください」なんて言えるアドバイザーになるのもいいかも、なんて最近は考えています。
まぁ、こう書いている自分が、一番見習わなくてはならないことで、自分が非常に頭の痛い思いをしているんですが…。

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