「異業種交流会に行って、いろんな人に会ったけど、ビジネスにつながらなかったし、意味なかった」

という人がいます。
こういう人は、私の意見では「欠乏症」に陥っているんです。

どういうことかというと、会に参加する時に、

「この会で誰か大物と知り合って、私を助けてくれればいいなぁ」

「誰か経験のある人が、私にいろいろ教えてくれるといいなぁ」

「いろいろな人と名刺を交換すれば、誰か私の製品を買ってくれる人がいるかも」

などと考えているわけです。
すでに会に参加する時点で、相手から奪うことしか考えていない。

そこで何が起こるかというと、大物は自分にかまってくれないし、何も教えてくれない、誰もお客がみつからない、ということが起きるのです。相手も同様に考えているのなら、なおのことです。

そして、この会は役に立たなかった、次回行くのはやめよう、ということになるのです。



私が初めて"一旗会NY"に参加した時も、そんな気持ちを持って参加していました。

一旗会は、LAで射手園達一さんという方が、起業家およびその予備軍を支援するという目的で作られました。
NYでは、2年ほど前に支部が結成されたらしいです。私は昨年のはじめ頃から、参加をし始めました。

その頃、私は日本人の知り合いがいませんでしたので、いろいろな期待をしていきました。しかも、たくさんの方が集まるというので、その頃独立の準備をしていた私は、「この中から、将来自分の商品を買ってくれる人がいるんじゃないか」というつもりで、参加しました。

20人くらいでしょうか、いろいろな人が集まっていて、いろいろな話を聞けて面白いと感じました。名刺も交換できました。

しかし、正直役に立ったかと言われると、疑問符がつきました。「もっと、役に立つことを教えてくれる人はいないかなぁ」とか、「もっと、超大物みたいな人は来ないのかなぁ」と考えていました。

翌月の会にも参加しましたが、同じでした。やはり人との交流に価値は感じましたが、特にビジネスに役に立ったとはいえませんでした。


こうして、数ヶ月経ったわけですが、ある時、いろいろな経営者の本に「まず与えることからはじめよ」と書いてあるのを思い出して、「何か他の人に役立つネタがあったら、もっていこう」と思い立ちました。

当時、私はチラシと新聞広告を使って宣伝活動を行っていましたので、どのような広告を使ったか、そのサンプルを持っていって披露してみました。それなりに反応率が上がるような設計およびしかけを施したチラシだったので、他の人の参考になるかも、と思ったのです。

結果、皆の反応は、総じて「ふーん」という感じでした。
中には、「非常に役に立った」「自分のビジネスでも試してみたい」という人がいました。


しかし、他の人の反応はともかく、私はこの体験から、きわめて重要なことを思い出したのです。


続く