ノートパソコンを盗まれた話をします。


昨年の、12月の初旬のことです。
私は、新しく支部を作ることになった損害保険代理店の本店を訪れるべく、JFK空港から、飛行機でカリフォルニアのLAX空港に向かっていました。

利用した航空会社はデルタ航空。

私は、デルタ航空のカウンターで、チェックインを済ませ、手荷物を自分で持って行こうと、TSAのセキュリティエリアに運びこみました。
TSAというのは、Transportation Security Administrationという政府の機関の略で、荷物と体をスキャンする例の人たちの組織です。

セキュリティエリアを通ろうとしたその時、TSAの男に呼び止められました。

どうも、手荷物が大きすぎるらしいのです。男は、「持って行ってやるよ」と言いました。

私は、一瞬迷いました。
中にはノートパソコンが入っています。私にとっては、その時点では、そのノートパソコンが盗られることは全く考えておらず、むしろパソコンが衝撃で壊れてしまうのではないか、ということを心配していました。

本当はリュックでもあれば、機内に持ち込むのですが、それもなかったため、私は洋服などでパソコンへの衝撃が吸収されることを確かめ、渋々そのTSAの男に手荷物を渡しました。

手荷物の中には、デジタルカメラも入っていました。



私は、こうして飛行機に乗り、LAX空港に向かいました。

(続く)