損害保険の事業をはじめてから、営業電話を頻繁にかけるようになりました。
実は、この営業電話(コールドコール)、ずっと前からやってみたかったのです。

相手が忙しいところを、いきなりこちらの都合で電話をかけるわけですから、こちらも気を遣います。気軽な気持ちでできるものではありません。
こちらがアポイントメントを求めても、断られることの方が圧倒的に多いわけですから、精神的にもかなりきつい労働であることは間違いありません。

私は、このコールドコールというものに対して、漠然とした恐怖感をもっていました。なぜなら、自分に無神経な営業電話がかかってきた場合には、怒って一刻も早く追い払おうとするだろうから、相手も同様に考えていると思ったからです。

しかし、思ったよりも、恐怖感はありませんでした。目指すのは、利益をしっかりと出しつつ、お客様と双方にとって長期的に良い関係を築くきっかけ作りです。
自分と商品に自信があり、相手にとって自分が役に立つ確信があれば、どれだけ断られてもそこまで落ち込まないものだな、と思いました。
しかも、実際にやってみてわかったのは、むげに断る人も少なく、丁重な対応をしてくださる方がほとんどです。

私が特に気をつけているのは、「人間対人間」の会話を心がけること。
何回も電話をかけて、言うことを覚えてしまうと、無機質な営業トークになりがちです。それを、なんとか、自分の心を込めて、人として会話をしよう、としているのです。

前に勤めていたコンサルティング会社では、多くの企業と異なり、顧客の新規開拓はマネージャーやパートナーの仕事なので、入社数年目まではプロジェクト内での作業の方が多く、営業活動は一切ありませんでした。

それは、精神的には確かに楽でしたが、他の企業で新人が、厳しいノルマの中で、果敢に新規開拓営業にいそしんでいるのを見て、自分は、この時期にすべき重要な修行を、していないのではないか、と思うようになりました。

それが、今できているわけですから、この状況に感謝しなければならないと思います。まだまだめざましい結果は出ていませんが、引き続きがんばろうと思います。