それにしても、よくこんなサービスを考えたものだな、と思います。

Zipcarの創業者は、東南アジアに行って車のシェアリングが日常化している様子を見て、これを米国の都市圏でビジネスにできないかと考えたようです。

マンハッタンを歩いてみると、いたる所に車が止めてあります。しかし、それらの車は、オーナーに使われていない間は、そこに置かれて道端のスペースをとっているだけなのです。もし金を払ってでも借りたい、という人がいれば、その車のオーナーの中には、貸す人も出てくるのではないでしょうか?

Webサイトを見た限りではZipcarが、現在事業としてどのような収益モデルになっているのかがわかりません。

しかし、こういった、使用されていないリソースを有効活用して、今まで満たされていなかった人々のニーズ(「1、2時間単位で車を借りたい」といったニーズ)を満たそうというビジネスのしくみは、社会的意義が極めて大きいのではないかと思いました。

事業として、赤字なのか黒字なのか、よくわかりませんし、今は見守るだけですが、私はZipcarのファンになったので、密かに応援をしている次第です。