英語I の単位を1年次で落としたため、2年次に再受講となりました。
もし2年次で英語Iをパスできなければ、3年生には上がれない仕組みになっていたため、必死で勉強をしなければなりませんでした。

再受講の英語Iは、なんとか授業にくらいつき、2年次に、無事に単位取得ができました。

大学の3年目を過ごしていたある時、高校三年生の時にみつけた、「あの紙」を再び実家でみつけました。その紙をマジマジと眺めながら、ふと思いました。

子供の自分が、何の苦労もなく、ここまでナチュラルな英文を書いていた…。

大人の自分は、今、苦しみ、もがきながら、英語の勉強をしている。
テストの点数で悩み、モチベーションを無理に高めながら、机上の問題集に取り組んでいる。
なのに、成果が上がらない。

これは、やり方が、そもそも根本的に間違っているのではないか?と初めて考えるようになったのです。

今まで、周りの人と同じような勉強法で、人一倍努力をすれば、結果がついてくると思っていたが、そもそもそんなに努力することに価値があるのだろうか?
赤ちゃんや子供のように、英語漬けの環境に身をおけば、勝手に英語力など、伸びていくのではないか?

単純に接触時間を伸ばせば…そう思った私は、英字新聞を購読することに決めました。
早速、"The Japan Times"という新聞を購読し始めた私ですが、購読初日から、挫折をしました。

さっぱり、読めないのです。記事を読み始めて、「自分は英字新聞を読んでいる」という「オレは先を行っている感」とでもいうのでしょうか、妙に良い気分は味わえるのですが、さっぱり書いてあることがわからないのです。

結局、1日目は記事を何とか一つ読み終え、他の記事は眺めるだけ。
2日目には、スポーツ欄の写真を眺めて、終わり(笑)。
3日目には、もう見向きもしなくなりました。
4日目は、配りたての新聞が、キレイに積み重なるようになりました。

こうして、英字新聞作戦は、見事な三日坊主で失敗に終わったのです。