大学は、英語学習においては、挫折の日々でした。
さて、無事に大学に合格したわけですが、大学では、大多数の生徒のごとく、授業にはあまり出席していませんでした。
高校時代に持っていたはずの、勉強への意欲は露となって消えました。
当然、英語など、見向きもしない日々が続きました。
大学では1年生必修の"英語I"という基礎的な科目をとらなければなりませんでした。
英語Iとはいうものの、読む英語の文章は本当に難しく、さっぱりわかりませんでした。
かといって、一生懸命勉強していたわけではなく、テストでは散々な成績をとるようになりました。
英語Iの最後のテストには、事前に課題図書が出されました。ジョージ・オーウェルの"1984"という本です。
いまだにいろいろなニュースの引用で、引き合いに出される、超がつくほどの名著なのですが、当時の私はそんなことは知るはずもありません。
余談ですが、この"1984"という本は、1949年に出版されました。
つまり、その頃描かれた"1984"という年の物語は、その頃から見ると、想像できないくらい未来の世界だったわけです。
我々が、2006年の現在、2041年、というと、なんだか、怖いくらい先の未来のような気がします。
その時どんな世界になっているかなど、想像もつきません。ちょうど、そんな時代設定で書かれた本なのです。
どんな内容かというと、ある国家の全ての人間が、"Big Brothers"という権力によって、全ての行動が監視されている、そんな世界を描いています。主人公はその中で、禁じられている日記を書き始めるのですが…いろんなことが起こって、最後がどうなるか…忘れました。
しかし、この"Big Brothers"という言葉が、現在では、英語圏では、「監視国家」の隠喩にもなっています。テロ対策で「盗聴を許容する」と司法長官が発言している現在のアメリカでは、特に頻繁な引用がなされています。
物語は、当時の終戦直後のイギリスの様子をいろいろな形で取り入れているようです。私も大学の時よりは、多少成長していると思うので、もっと面白く読めるような気がしています。
今度、本屋で見てみようと思います。
ともかく、この1984という本が、課題図書だったわけですが、ぜんぜん読めませんでした。
とにかくその時は退屈で、何が書いてあるかもよくわからないし、辞書引いて読みすすめても、つらいし。
結局、日本語訳を一冊読んで、最終テストに望んだわけですが、撃沈。
高校時代、得意なはずだった英語。
一生懸命、勉強した英語。
私は、一年次の、大学の基礎科目である"英語I"を落としてしまったのです。
しかし、自分に「本当の英語力はない」となんとなく思っていた自分にとって、この科目を落としたことには、むしろどこかで、当然の結果だと思う気持ちがありました。
大学自体にもたまたますべり込んだ自分の実力など、他の学生に比べれば、だいぶ下のレベルにあるのだろう。そう考えていたのです。
私の英語に対する自信は、木っ端微塵になりました。
「いつか英語をネイティブレベルまでに」
そんなふうに思ったことさえ、忘れてしまいました。
さて、無事に大学に合格したわけですが、大学では、大多数の生徒のごとく、授業にはあまり出席していませんでした。
高校時代に持っていたはずの、勉強への意欲は露となって消えました。
当然、英語など、見向きもしない日々が続きました。
大学では1年生必修の"英語I"という基礎的な科目をとらなければなりませんでした。
英語Iとはいうものの、読む英語の文章は本当に難しく、さっぱりわかりませんでした。
かといって、一生懸命勉強していたわけではなく、テストでは散々な成績をとるようになりました。
英語Iの最後のテストには、事前に課題図書が出されました。ジョージ・オーウェルの"1984"という本です。
いまだにいろいろなニュースの引用で、引き合いに出される、超がつくほどの名著なのですが、当時の私はそんなことは知るはずもありません。
余談ですが、この"1984"という本は、1949年に出版されました。
つまり、その頃描かれた"1984"という年の物語は、その頃から見ると、想像できないくらい未来の世界だったわけです。
我々が、2006年の現在、2041年、というと、なんだか、怖いくらい先の未来のような気がします。
その時どんな世界になっているかなど、想像もつきません。ちょうど、そんな時代設定で書かれた本なのです。
どんな内容かというと、ある国家の全ての人間が、"Big Brothers"という権力によって、全ての行動が監視されている、そんな世界を描いています。主人公はその中で、禁じられている日記を書き始めるのですが…いろんなことが起こって、最後がどうなるか…忘れました。
しかし、この"Big Brothers"という言葉が、現在では、英語圏では、「監視国家」の隠喩にもなっています。テロ対策で「盗聴を許容する」と司法長官が発言している現在のアメリカでは、特に頻繁な引用がなされています。
物語は、当時の終戦直後のイギリスの様子をいろいろな形で取り入れているようです。私も大学の時よりは、多少成長していると思うので、もっと面白く読めるような気がしています。
今度、本屋で見てみようと思います。
ともかく、この1984という本が、課題図書だったわけですが、ぜんぜん読めませんでした。
とにかくその時は退屈で、何が書いてあるかもよくわからないし、辞書引いて読みすすめても、つらいし。
結局、日本語訳を一冊読んで、最終テストに望んだわけですが、撃沈。
高校時代、得意なはずだった英語。
一生懸命、勉強した英語。
私は、一年次の、大学の基礎科目である"英語I"を落としてしまったのです。
しかし、自分に「本当の英語力はない」となんとなく思っていた自分にとって、この科目を落としたことには、むしろどこかで、当然の結果だと思う気持ちがありました。
大学自体にもたまたますべり込んだ自分の実力など、他の学生に比べれば、だいぶ下のレベルにあるのだろう。そう考えていたのです。
私の英語に対する自信は、木っ端微塵になりました。
「いつか英語をネイティブレベルまでに」
そんなふうに思ったことさえ、忘れてしまいました。