2週間前、映画"The Dark Knight"を見に行きました。
Christopher Nolan監督とChristian Baleによるバットマンシリーズの第2作です。

公開日の2日目に行ったら、その日は全て埋まっていたので、その翌日にいかなければならないほどの盛況ぶりでした(その代わりその日は"Mamma Mia"を見ました)。

アメリカで育った人にとっては、これは必見なのでしょうか。普段、特定の映画の話が多くの友達の話題に乗ることはなかったのですが、その週末のFacebook(アメリカのメジャーなSNSサイトです)に限っては、「これからIMAXでDark Knightだ」「明日朝見に行きます。誰か一緒に行こう」「今ゴッサムシティに行ってきた」とかいう書き込みであふれていて、バットマンに対する熱が尋常ではないなと感じました。

この映画は、名優が何人もそろっているのですが、特に今は亡きHeath Ledger演じるJokerがスゴすぎます。
Jack Nicholsonが演じていた時には、"Jack NicholsonのJoker"というのがよくわかったのですが、今回のJokerは気持ち悪く、醜悪すぎて誰が演じているのかわかりません。もうこんなヤツに近寄りたくない、という嫌悪感を映画を通して刺激されました。

話のプロットも、アメリカのコミックの伝統である勧善懲悪ストーリーからは、はずれています。歴史のあるコミックで、こういう変化が現れるのは興味深いですね。そういう意味では、あまりスカッとはしないラストでしたが、完成度は高いなぁと思いました。伝説的な映画になりそうです。おすすめです。