Midtown Report

ビジネスと人間に関する発見と考察 from Los Angeles & New York

March 2007

私は、Network Marketingはまがいものだ、詐欺だとずっと思っていました。
金儲けにとりつかれた者が取り組むものだと思っていました。

そこで、昨年の夏、一度Networking Marketingで成功した人に会えるというので、会いに行きました。

彼は60過ぎでしたが、エネルギーにあふれていて、大変な若さを感じました。
その人は、当然商品を私に勧めてきました。
そして、「一緒にこれを広めていこう」と情熱的に訴えかけられました。

私は、その人のストレートさに打たれました。
率直にその商品の良さを説明し、私がその商品を買うべき理由、そして私がそれを広めるべき理由をまっすぐ訴えかけてくるのです。
Network Marketingを行っている多くの人は、自分の行っていることに後ろめたさを感じているのか、何か隠したりする素振りや、ソワソワした態度を感じさせることがあります。それを感じると、一気に気分が引いてしまいます。

私は彼のストレートなあり方に、確かなインスピレーションを受けました。
こんなパワフルな人格を、どうやって身につけるんだろう、と思いました。

私は、彼の顔を正面から見て、ハッキリと購買を断りました。
そして同時に、人に対する彼のあり方を賞賛しました。

彼は私の拒絶に何の意味づけも与えず、「今日は来てくれてありがとう」と言いました。

こんな人だったら、買っても良かったんだろうな、と後で思いました。
今の私のNetwork Marketingに対するポリシーは、「価値があれば買う、なければ買わない」という単純なものです。

私が積極的に販売活動等に従事したり、これを自社のマーケティングシステムとして採用することはありませんが、真剣に取り組んでいらっしゃる方々には、敬意をもって接したいと思っています。

Network Marketing、またはMulti Level Marketingと呼ばれるマーケティング手法があります。

製品を紹介することにより紹介手数料が入り、健康食品など、継続して買うようなものであれば、紹介者に毎月手数料が入ってくる、というものです。
製品を買った人がまた新たな人を紹介すると、その人に手数料が入り、元々製品を紹介した人にも手数料が払われます。
したがって、一旦自分が紹介した人が、また新しい人を紹介するネットワークを作り上げると、継続的な収入が毎月一定額入ってきます。

有名なものでは洗剤や健康食品などの消費財、保険やガソリン燃費向上剤、などというものもあります。

心から良いと思う製品を誰かに紹介する、その紹介によって、手数料が入るということで、画期的なシステムだと思います。お金だけを上納するネズミ講とは違い、きちんと金銭を支払うだけの価値がある商品が取引されている、ということがポイントです。

ただし、このマーケティング手法、誤った考えの持ち主が製品を紹介しはじめると、おかしなことになります。
誤った考えの人は、製品を紹介するときに「あなたも商品を他の人に紹介すれば、お金持ちになれる」ということをほのめかします。

「お金持ちになれる」という約束は、満たされる約束ではありません。
それは、製品の一部ではありません。
製品は、あくまで洗剤であり、食品であったりするのです。

もし、「お金持ちになれる」ということを約束を売って、もし買った人がそれを得られなかったら、それは単なる詐欺ということです。

続く

先日も紹介しましたが、不動産王Donald Trumpが弟子を選ぶために毎回ビジネスタスクをさせる"The Apprentice"という番組。

この番組で、Jamesという韓国系アメリカ人がいるのですが、私は彼を応援しています。Apprenticeにアジア系が出るのは久しぶりで、アジア男性が出るのは初めてです。Jamesは、私と大体年は同じですが、すでにインターネットの会社を成功させている優秀な起業家です。

彼の言動には、とにかくエネルギーがあふれていて、見ていてすがすがしいです。

今週のタスクは、お風呂洗剤のコマーシャルを作成すること。ソープオペラ仕立てにすることがコマーシャルの条件です。
彼がリーダーとしてチームを率い、見事勝利に導きました。
同じアジア系でこういう能力を持った人が活躍するのを見るのは、刺激になります。

この"The Apprentice"という番組、とにかくビジネスにおける「生の熱狂」に触れられる所が面白いです。
ビジネスってこんなに面白いんだ、チームワークってすばらしいんだ、ということがひしひしと伝わってきます。最も、その一方で敗者の残酷な現実も見ることにもなりますが…。

現在関わっているビジネスに面白みを感じていない人には、ぜひ見てほしい番組です。

この時期になってくると、お客様から、お子様の「大学の合格通知が来ました」という報告がたくさん来るようになります。

自分としても、こういった報告をお受け取りするのは大変うれしいことです。Financial Aidの申請代行サービスを行っているので、ビジネス上で、そういった場に居合わせ、報告を受け取り、喜びを共有できる立場にいる、ということが何よりもありがたいことだなぁ、と感じております。

合格通知、というのは「自分の存在が認められる」ということですから、若者にとって、これだけ勇気づけられるものはないと思います。

もちろん、逆もしかりで、不合格通知は「存在が認められない」ということですから、落ち込む気持ちはわかります。私もその通知を何度も受け取りましたが、番号がなかった時の、あの虚しい気持ちは、今思い出しても切ないものです。

たまに、学生本人からメールを受け取ることもあるのですが、それも大変うれしいことですね。
大抵の場合「全てはあなた自身ががんばったからだ」と返事を書き、賞賛しつくすのですが、合格の余韻に浸ってもらいたいと考えています。

NJの生活情報誌、「たんぽぽ」の創刊10周年記念イベントに呼ばれ、NJミツワの隣にある和食レストラン「松島」に行ってきました。

たんぽぽは、もともとNJに住む日本人駐在員の奥様方が、赴任したばかりで右も左もわからない奥様のため、生活に役立つ情報を発信するために作られたそうです。

創設者のKさんとお知り合いになり、記事も何回か載せさせていただいたこともあって、今回こうしてイベント呼ばれました。

パーティは立食形式で、大勢の人々がいらっしゃっていました。
こうした、地域のためになる情報誌を10年も続けてこられたのは、すばらしいとしか言いようがありません。これを作成するためにボランティアをされている方々も、組織体制をどんどん強化されているようですね。

距離的には近いのですが、参加されている人々の種類(駐在員の方々・奥様方)という意味では、なかなか会うことはないので、非常に新鮮な会でした。

大変光栄な機会です。
Kさん、ありがとうございます。

私が主催している起業家の会"一旗会NY"は、今月は21日(来週の水曜日)に開催しますが、テーマは「大失敗・スランプ・低迷の克服」です。

この告知をした所、次々と参加者が集まり、現在17人が来る予定になっています。
やはり、みなさん他の人の失敗や、それに対する克服の方法に、興味があるのでしょう。

ある本で読んだことがあるのですが、成功のパターンには、人それぞれに違っていて、ケースによって独自なのですが、失敗のパターンはほとんど同じようなものである、ということです。

つまり、パターンを学んで生かす、という意味では、成功を学ぶよりも、失敗を学んだ方が効率が良いわけです。
失敗する人は、歴史的に、大体同じようなことで、失敗を繰り返しているものです。

また、自分の大きな失敗談について、このブログ上で共有できればと思います。

高校の頃、自分で言うのもなんですが、けっこう勉強に時間を使っていました。
しかし、その3分の1以上が、「勉強時間をどう使うか」「自分の勉強時間をどう使うか」ということに時間を費やしていたように思います。

社会人になってからも、「どう効率的に時間を使うか」ということに時間を使って頭の中のもう1人の自分と話し合いながら、時間をつぶしていることが多々ありました。
こういう人は、けっこういるのではないかと思います。

しかし、いざとなると、そんな無駄な時間はすごさず、一気に仕事にとりかかれることがあります。それは、隙がないほど圧倒的なタスク量がある時です。
そして、そのタスクの全てに締切が設けられていて、それを終えない限りは自分の生命に関わる、というところまで信じ込めると、雪崩のようにタスクが片付いたりします。

うまくいっている時、というのは、「きちんと考えた通りに物事を進めている」とすら思わないものです。
最終的には、目的意識と暗示なのかな、と思ったりします。

「何もしなくて良い」ということほど、苦痛なことはなかったりします。

あれは、大学のアイスホッケー部にいた時のことです。
大会で念願の優勝を果たしたのですが、祝杯を挙げた翌日に、なぜか練習の日程が入っていました。

スケートリンクをキャンセルするわけにもいかないので、とりあえず集まり、練習をすることにしたのですが、優勝直後ですから、何かをする気もありません。

「とりあえず自由」ということで、練習メニューも決めず、好き勝手に各自練習をさせました。

その時に気づいたのですが…いつもであれば、あれほど練習はきついと考えていたにもかかわらず、いざその束縛から解放されて、自由になってみると…つまらないのです。肉体的に負荷がないので楽なはずなのですが、精神的にはこれほどきついことはありません。ただ、漫然と時間を過ごしている自分たちに嫌気がさしていくのを、みんな感じていたと思います。

こういう時は、ゲームをするに限ります。
小さいゲームを作って、勝っても負けても意味はないのですが、とりあえずそれに打ち込む。そうすると、終わったあとのすがすがしさだけは、保証できます。


ここから学んだのは、人生の充実感を味わうためのゲームは、何でも良いということです。
あまり、ゲームの中身にも、勝ち負けにもほとんど意味はなくて、ただ熱中できるゲームがある、ということだけが重要なんだと深く思いました。
しかも、そのゲームはいくらでも自分で創り上げることができる、と確信しました。

ロングアイランドの僻地に車で出張に行っている友人S氏から電話がかかってきました。

S氏「さっき重要そうな電話がかかってきて、エリアコードが大体どの辺から来ているか調べて欲しいんですけど」

J「わかった。何番?」

S氏「703-XXX-XXXXです。」

早速その番号をGoogleに打ち込んでみると、なんとその電話番号はGoogleのビジネス電話帳に登録されていました。
しかも、住所まで記載されていました。

住所をGoogle Mapsに打ち込んでみると、その住居が航空写真でハッキリ出てきます。

J「見つかったよ。電話番号の持ち主の名前はXX、バージニア州の○○という街で、○○というストリート沿いにある家だね。閑静な住宅街っぽいよ」

S氏「ええっ!そんなことまでわかるんですか?」



これってドラマの"24"みたいだな…と5秒ほど感慨に耽っていました。

(ちなみに、Googleの電話帳にビジネスを登録していなければ、表示されませんので、ご安心を)

今日、1週間ぶりに同じオフィススペースのプリーヤのブースに立ち寄り、立ち話をしました。

彼女は、面白いことを言っていました。

「最近行ったセミナーで、面白いことを言っていたんだけど、自分のIntegrityが、全ての分野で常に崩れかかっている、ということを想定しろって言ってた。そのIntegrityを修復する過程にBreakthroughは存在するんだって。もし、Integrityを全て保っているという人がいたとしたら、その人は大きいゲームをしていない証拠ね」

なるほど…Integrityが常に崩壊していると想定すると、いろんなことが見えてきます…。

私は、年賀状の返事をしそびれた友達のことを思い浮かべました。
せっかく心をこめて時間を使ってメッセージを書いてくれたのに…申し訳ない。

他には、自分でやると言ったのに結局やらなかった記事の原稿があったり、感謝すべき時に感謝の言葉をしそびれたお客様がいたり…確かに、私の人生はすべての領域でIntegrity崩壊状態かもしれません…。

ちなみに、Integrityとは「全てが完了している状態」、簡単に言えば「自分がやると言ったことを時間通りに、全て想定通りに完了している状態」ということです。

もし、約束を全て守る、言ったことを全て時間通りに、言ったとおりに行い、全ての人がその人に期待することを行う人がいたとすれば、それは超ハイパフォーマーか、小さいゲームに安住しているかのどちらかなのかもしれません。

だからIntegrityが崩れかかっていることがいいことでも悪いことでもありません。
ただ、修復する努力を怠ると、パワーをどんどん失っていきます。

Integrityのなさに正面から向き合って、1つずつ完了していけば、またパワーを回復して、活力のある生活を送ることができると確信しています。

今から、友人に年賀状のお返しを書こうと思います。

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