2年前の大統領選で、コメディアンのJon StewartがCNNの討論番組・Crossfireに出演し、司会者を正面からコキおろしたという話を聞いたことがありましたが、ABCニュースで紹介されていたので、今回初めてその映像を見ることができました。
Jon Stewart on Crossfire 1
Jon Stewart on Crossfire 2
「以前から、いろいろな人にこの番組は悪いということを言ってきた」
「この番組は、アメリカを傷つけている」
「あなた方は、建設な議論に対する責任があるのに、見事に失敗した」
最初は司会者・観客も含めて、またいつもの冗談かと笑っているのですが、普段のJonとは違い、笑みを浮かべずに語っているうちに、次第に司会者側も神経を逆撫でされていく様子がよくわかります。
このCrossfireという番組は、時事問題に関して、左(民主党 = Democrats)と、右(共和党 = Republican)に分かれて、意見を戦わせるというものです。
Jonは、この意見のぶつかり合いが、「対立のための対立」「ケンカのためのケンカ」であるとし、建設的な議論が一切生まれていない、ということを糾弾しているのです。その結果、この番組自体が、民衆ではなく、政治家や大組織を助ける手先と化しており、大手のネットワークがこのような茶番劇を行うことは、アメリカを傷つけているだけだと言っています。
コメディアンとして、政治家に答えにくい質問を直接ぶつけ、政治家としての建前を崩し、人間としての素の意見を吐き出させようということをしてきたJonですから、「もう痛々しくて、我慢できない」というのもうなずけます。
Jon Stewartは"The Daily Show with Jon Stewart"という、人気番組をホストしています。
私も、日本にいた頃英語の勉強がてら見ていましたが、面白い番組です。
政治家が、人々が常識的に考えておかしいことをいかに雄弁に語っているかを、皮肉を込めて厳しく追及します。機会があれば、ぜひご覧あれ。
Jon Stewart on Crossfire 1
Jon Stewart on Crossfire 2
「以前から、いろいろな人にこの番組は悪いということを言ってきた」
「この番組は、アメリカを傷つけている」
「あなた方は、建設な議論に対する責任があるのに、見事に失敗した」
最初は司会者・観客も含めて、またいつもの冗談かと笑っているのですが、普段のJonとは違い、笑みを浮かべずに語っているうちに、次第に司会者側も神経を逆撫でされていく様子がよくわかります。
このCrossfireという番組は、時事問題に関して、左(民主党 = Democrats)と、右(共和党 = Republican)に分かれて、意見を戦わせるというものです。
Jonは、この意見のぶつかり合いが、「対立のための対立」「ケンカのためのケンカ」であるとし、建設的な議論が一切生まれていない、ということを糾弾しているのです。その結果、この番組自体が、民衆ではなく、政治家や大組織を助ける手先と化しており、大手のネットワークがこのような茶番劇を行うことは、アメリカを傷つけているだけだと言っています。
コメディアンとして、政治家に答えにくい質問を直接ぶつけ、政治家としての建前を崩し、人間としての素の意見を吐き出させようということをしてきたJonですから、「もう痛々しくて、我慢できない」というのもうなずけます。
Jon Stewartは"The Daily Show with Jon Stewart"という、人気番組をホストしています。
私も、日本にいた頃英語の勉強がてら見ていましたが、面白い番組です。
政治家が、人々が常識的に考えておかしいことをいかに雄弁に語っているかを、皮肉を込めて厳しく追及します。機会があれば、ぜひご覧あれ。