これだけやれば、絶対英語は上達する、というセオリーを私は持っています。
英語をマスターしたい、ペラペラしゃべれるようになりたい、そういう人はたくさんいます。
ところが、多くの人は現実を直視せず、「1週間で英語がペラペラになる」とか、「聞くだけで話せるようになる」といった安易な練習方法に惹かれ、十分な実践をつまないまま、上達したような気になり、一旦練習をやめると、学習が途切れてすぐに話せなくなってしまいます。
あまりにも多くの英語教材・学校が、すぐ上達することをうたっているために、そういったものに惹かれるのも、仕方のないことなのかもしれません。しかも、たちの悪いことに、そういう勉強方法ほど、一時的な「上達感」が得られたりもします。しかし、ネイティブレベル、"ペラペラ"レベルを目指すのであれば、まず必要なことは、現実を知ることです。ここから全てが始まります。
まずはじめに申し上げて起きますが、これを読んでいらっしゃる方々は、いずれも"ネイティブ"レベルを目指されていることと思います。
もし、企業に勤めていて、ビジネス商談をこなすのに十分な英語力がほしいと言う方は、これ以降、読む必要はあまりないでしょう。
企業ビジネスレベルは、日本語で仕事の内容が詳細にわかっていて、英語のボキャブラリーを把握しさえすれば、文法がメチャクチャでもそれほど困ることはありません。これは、大企業であればあるほど、なおさら大丈夫です。優秀な会社名と商品だけで、相手が話を聞いてくれるからです。
私は、あくまで"ネイティブレベル"にまで英語コミュニケーション力を高めたい人、文字通り"ペラペラ"になりたい人を対象に書いています。
そうした人が、安易に勉強方法に飛びつく前に必要なことは、「現実を知る」ことだと思っているのです。
それでは、「現実」とは何でしょう。
よく言われることですが、人間は、赤ちゃんの時に、両親やテレビ、ラジオなどいろいろな情報源から言語をインプットし、その結果、周囲で起こっている事象と言語を関連付けながら、言語能力を習得していきます。
その結果、
日本人の子供は、日本語を話すようになり、
アメリカ人の子供は、英語を話すようになるのです。
アメリカ人の子供は、大量に英語に接しているために、ペラペラ英語が話せるようになります。
まぁ、よく言われる、当たり前のことですね。
それでは、実際にどのくらい大量に接しているか、計算したことのある人はいますか?
仮に10歳のアメリカ人が、どのくらい英語に接してきたかを計測してみることにしましょう。
大雑把に試算してみます。
赤ちゃん-幼児は(0歳??3歳)、生まれてから、両親に話しかけられています。テレビやラジオからも情報を得るでしょう。
なので、1日5時間聞いていることにしましょうか。
保育園や幼稚園、小学校に入ると、友達ができます。友達とはずっとしゃべっていますし、授業は全部英語ですよね。家へ帰っても家族としゃべります。テレビも見るでしょうし、本を読んだり漫画を読んだりするかもしれません。
1日8時間の接触時間としましょう。
これでも、ずいぶん低く見積もっていると思います。
そうすると、赤ちゃん、幼児期は、1年で5×365=1,825時間、4年で7,300時間です。
幼稚園、小学校の時期は、1年で8×365=2,920時間、6年で17,520時間です。
あわせると、アメリカ人の子供は、10年で、約25,000時間もの間、英語に接していることになります。
これは、先ほども行ったとおり、きわめて低い見積もりです。実際には、頭の中はいつも英語で思考しているわけですから、これの2、3倍はあるかもしれません。
さて、あなたは英語をマスターしたいと思い、英会話学校に通いはじめたとしましょう。
1回2時間を週2日、これを1年間通いきったとしましょう(実際には通いきる人は、少数派ですが)。
合計で、2時間×2日×52週=208時間
そうです、たったの208時間です。英会話学校に行ってもなかなか上達しない、ペラペラにならなくて悩んでいると言う人がいますが、208時間しか接していないのならば、落ち込むことはありません。何も話せなくてあたりまえです。
アメリカ人10歳児の1%も英語に接してないのですから。これの十倍努力したとしても、経験としては10歳児の10%、つまり1歳児レベルに届いたくらいだと考えるべきなのです。
もちろん、日本人のほとんどは、中学校、高校である程度読み書きという点では英語に接していますから、実際には1歳児レベルということはないでしょうが、圧倒的に英語への接触時間が低いことには、誰もが同意すると思います。
これが、否定しようのない現実です。私はいくつもの英会話学校で、いろいろな英語学習者と接してきましたが、ほとんどの人は、結局のところ、あまり時間を使って練習をしていません。そして、当然のごとく使いこなせるようになっていないのです。いくら英語の勉強方法、ノウハウ、テクニックを論じたところで、接触時間数が少なければ、上達しようがない、というのが私の持論です。
週1回練習・試合をするだけの草野球チームと、週7日毎日練習をしている高校野球チーム、どちらが強いかは一目瞭然です。それは、どんなにひどい練習をしたとしても、数を多くこなした方に軍配があがります。
われながら、つまらないことを言っていると思います。
しかし、まずは、接触時間を増やすしかない。これが現実であり、英語上達への大前提だと思います。
英語をマスターしたい、ペラペラしゃべれるようになりたい、そういう人はたくさんいます。
ところが、多くの人は現実を直視せず、「1週間で英語がペラペラになる」とか、「聞くだけで話せるようになる」といった安易な練習方法に惹かれ、十分な実践をつまないまま、上達したような気になり、一旦練習をやめると、学習が途切れてすぐに話せなくなってしまいます。
あまりにも多くの英語教材・学校が、すぐ上達することをうたっているために、そういったものに惹かれるのも、仕方のないことなのかもしれません。しかも、たちの悪いことに、そういう勉強方法ほど、一時的な「上達感」が得られたりもします。しかし、ネイティブレベル、"ペラペラ"レベルを目指すのであれば、まず必要なことは、現実を知ることです。ここから全てが始まります。
まずはじめに申し上げて起きますが、これを読んでいらっしゃる方々は、いずれも"ネイティブ"レベルを目指されていることと思います。
もし、企業に勤めていて、ビジネス商談をこなすのに十分な英語力がほしいと言う方は、これ以降、読む必要はあまりないでしょう。
企業ビジネスレベルは、日本語で仕事の内容が詳細にわかっていて、英語のボキャブラリーを把握しさえすれば、文法がメチャクチャでもそれほど困ることはありません。これは、大企業であればあるほど、なおさら大丈夫です。優秀な会社名と商品だけで、相手が話を聞いてくれるからです。
私は、あくまで"ネイティブレベル"にまで英語コミュニケーション力を高めたい人、文字通り"ペラペラ"になりたい人を対象に書いています。
そうした人が、安易に勉強方法に飛びつく前に必要なことは、「現実を知る」ことだと思っているのです。
それでは、「現実」とは何でしょう。
よく言われることですが、人間は、赤ちゃんの時に、両親やテレビ、ラジオなどいろいろな情報源から言語をインプットし、その結果、周囲で起こっている事象と言語を関連付けながら、言語能力を習得していきます。
その結果、
日本人の子供は、日本語を話すようになり、
アメリカ人の子供は、英語を話すようになるのです。
アメリカ人の子供は、大量に英語に接しているために、ペラペラ英語が話せるようになります。
まぁ、よく言われる、当たり前のことですね。
それでは、実際にどのくらい大量に接しているか、計算したことのある人はいますか?
仮に10歳のアメリカ人が、どのくらい英語に接してきたかを計測してみることにしましょう。
大雑把に試算してみます。
赤ちゃん-幼児は(0歳??3歳)、生まれてから、両親に話しかけられています。テレビやラジオからも情報を得るでしょう。
なので、1日5時間聞いていることにしましょうか。
保育園や幼稚園、小学校に入ると、友達ができます。友達とはずっとしゃべっていますし、授業は全部英語ですよね。家へ帰っても家族としゃべります。テレビも見るでしょうし、本を読んだり漫画を読んだりするかもしれません。
1日8時間の接触時間としましょう。
これでも、ずいぶん低く見積もっていると思います。
そうすると、赤ちゃん、幼児期は、1年で5×365=1,825時間、4年で7,300時間です。
幼稚園、小学校の時期は、1年で8×365=2,920時間、6年で17,520時間です。
あわせると、アメリカ人の子供は、10年で、約25,000時間もの間、英語に接していることになります。
これは、先ほども行ったとおり、きわめて低い見積もりです。実際には、頭の中はいつも英語で思考しているわけですから、これの2、3倍はあるかもしれません。
さて、あなたは英語をマスターしたいと思い、英会話学校に通いはじめたとしましょう。
1回2時間を週2日、これを1年間通いきったとしましょう(実際には通いきる人は、少数派ですが)。
合計で、2時間×2日×52週=208時間
そうです、たったの208時間です。英会話学校に行ってもなかなか上達しない、ペラペラにならなくて悩んでいると言う人がいますが、208時間しか接していないのならば、落ち込むことはありません。何も話せなくてあたりまえです。
アメリカ人10歳児の1%も英語に接してないのですから。これの十倍努力したとしても、経験としては10歳児の10%、つまり1歳児レベルに届いたくらいだと考えるべきなのです。
もちろん、日本人のほとんどは、中学校、高校である程度読み書きという点では英語に接していますから、実際には1歳児レベルということはないでしょうが、圧倒的に英語への接触時間が低いことには、誰もが同意すると思います。
これが、否定しようのない現実です。私はいくつもの英会話学校で、いろいろな英語学習者と接してきましたが、ほとんどの人は、結局のところ、あまり時間を使って練習をしていません。そして、当然のごとく使いこなせるようになっていないのです。いくら英語の勉強方法、ノウハウ、テクニックを論じたところで、接触時間数が少なければ、上達しようがない、というのが私の持論です。
週1回練習・試合をするだけの草野球チームと、週7日毎日練習をしている高校野球チーム、どちらが強いかは一目瞭然です。それは、どんなにひどい練習をしたとしても、数を多くこなした方に軍配があがります。
われながら、つまらないことを言っていると思います。
しかし、まずは、接触時間を増やすしかない。これが現実であり、英語上達への大前提だと思います。